神経性オルトレキシアにソーシャルメディアが果たす社会文化的な影響力について:「痩せの理想像」と「筋肉質な体型」の内在化、外見比較、及び体型への不満が担う媒介的役割に関しての実証調査
Socio-cultural power of social media on orthorexia nervosa: An empirical investigation on the mediating role of thin-ideal and muscular internalization, appearance comparison, and body dissatisfaction
Rebecca Scheiber a, Sandra Diehl b, Matthias Karmasin b
Appetite, Volume 185, 1 June 2023, 106522
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0195666323000752
(翻訳:keimary_fitness)
神経性オルトレキシアにソーシャルメディアが果たす社会文化的な影響力について:
「痩せの理想像」と「筋肉質な体型」の内在化、外見比較、及び体型への不満が担う媒介的役割に関しての実証調査
ソーシャルメディアが人々の日常に浸透し続ける中で、それらが身体イメージにまつわる諸課題に対し与える負の影響や摂食障害に関する懸念については、研究対象として注目されつつある。
ソーシャルメディアが「神経性オルトレキシア(健康的な食事に対する問題的かつ極度といえるまでのこだわり)」を促進することについての責任を持つ否かについては、未だ不明瞭といえる。
本研究は、社会文化理論に基づき、神経性オルトレキシアの文脈を持つソーシャルメディア上のモデルへの実査を通じて、身体イメージの問題とオルトレクティックな食傾向に対するソーシャルメディアの影響力についての知見を高めるものである。
社会文化的モデルはドイツ語を話すサンプル(サンプル数647)からのレスポンスに基づき構造方程式モデリングを用いて検討された。
結果として、ソーシャルメディアユーザーの健康及びフィットネスアカウントへの関与はオルソレティックな食事傾向と関連付けられる傾向が高いと示唆された。痩せの理想像と筋肉質な体型の内在化はこの関係を媒介した。
興味深いことに、神経オルトレキシアの特徴とされていた体型への不満と外見比較については関係を媒介しなかった。
ソーシャルメディア上の健康及びフィットネスアカウントへのより高い関与は、外見比較との高い関連性が見られた。
本調査は、ソーシャルメディアの神経性オルトレキシアに対する強い影響力と、この影響力の根底にあるメカニズムの調査における社会文化的モデルに対する関連性を強調する結果となった。
※本翻訳は英語学習者が書いたものです。翻訳に対する助言等がありましたらコメントでお知らせください。